- 日付
- 2014年7月竣工
- 敷地面積
- 286.04㎡
- 延床面積
- 131.66㎡(1階:81.15㎡ 2階:50.51㎡)
- 2階建て
幹線道路からやや奥まった、比較的静かな住宅地の一画に建つ家です。
三方を住宅に囲まれ、また敷地が変則的な形をしていたため、採光や通風を考慮した配置計画が求められました。
住人は若いご夫婦で、特に書斎を兼ねた多目的な部屋と十分な収納スペースを希望されました。2階の子供部屋は間仕切らないままの一室空間とし、家族の増員に対して可変性を持たせています。
登り梁による一体的な架構で建物の高さを抑え、小屋裏2階として空間を有効に利用しています。軒の出長さを約1.2m確保し、夏場の室内への熱気の流入を緩衝しています。
屋根葺材の直下で遮熱、通気を施し、断熱材には蓄熱性と透湿性の高い「ウッドファイバー」を使用、壁にも厚さの違う同材を充填しています。
冬場の暖房は今後、薪ストーブの導入を検討されています。