Concept

100年もつ家は、
4世代が暮らすことができるもの

名前の由来は、自然の摂理の中で生きていく家づくりと生き方を目指すとの思いからです。悠山想は、地域にとけ込み長持ちする家、自然の摂理の中で生きていく家を設計・施工致します。

  1. 山のことを考えた家づくり
  2. 伝統的工法の家づくり
  3. 維持管理のしやすいこと
  4. 機能の融通性があること
  5. 構造が健全であること
  6. デザインの耐久性があること

Material

住み続けたい家のために

長く住んでいく為には地震などの災害がら守ってくれること、使い勝手や融通のきく間取りはもちろんのこと。空気感がよい、居心地がよい、愛着が持てるといった要素がとても大事です。

「ずっと住み続けたい、亡びない家であるとはどういうことか一」と考えた時、職人の手仕事でその家ができていること、年月を経るごとに味が出てくる素材感、自然をあるがままに受け入れる和の感覚、エアコンなしでも快適に過ごせる外に開いた空間、こういったものじゃないかと思います。

地域の気候風土にあう“地元の素材”

住む人それぞれに個性があるように、生活の仕方も十人十色。どんなに素晴らしい家のデザインでも、そこに住む人の生活や、地域社会、その土地の風土に不釣り合いな家ではどうでしょうか。

日本の気候風土に合わせて発達した日本の伝統的な構法は、他では得られない空気感を作りだします。

 悠山想が基本とするものは、自然の素材を利用すること。光と風にも気を使い、陰影豊かな爽やかさの感じられるデザインであること。地元の木、土、紙、畳、職人を使い、普通に生活できる家であることが設計をする上で大切だと思っています。


Japanese style

和の要素を取り入れる

障子を通して入ってくる柔らかい光、中庭の風景を切り取る窓、塗り壁や土壁が持つ質感。素材そのものが自然を感じさせるだけでなく、外との繋がり方の中に、季節や時間の移ろいを感じられる仕掛けがあります。

これまで設計したどの家にも和室を、そして和室には小さくても必ず「床の間」をもうけてきました。ただ畳が敷いてあるだけの和室では、さびしい。畳敷きの部分より一段高くなった床の間にはぜひ、季節の花や年中行事に合ったしつらいをとりいれてほしい。

暮らしに季節を取り入れるという場を用意しておく。ふと、季節を暮らしに取り入れるのもいいな、という気持ちになった時にそれができる、そんな場を用意しておきたいんです。


Localism

地域の技術を結び、ものづくりに手応えを。

悠山想は、大工による手仕事にこだわっています。経済効率を考えれば機械化は避けられないと言う現実はあります。しかし、経験を積んでも墨付け刻みができないばかりか、鑿(のみ)も鉋(かんな)も研げない大工になるのなら、技術は枯れてしまいます。

日本の風土や気候に沿って育ってきた地域の技術を結び、現代の生活様式や、災害から学び対策をきちんと考えること。同じことを繰り返すことが伝統ではなく、つくり手には発展させていく責任があります。

家づくりとは共同作業。設計者が頑張っても各職方の力がなければ成り立ちません。ものづくり本来の仕事をできる場があり、この職人ならこうやってくれる、という信頼がある。

特別な職人を遠くから連れてくるわけではないのです。雰囲気や素材感を大事に、そして架構がそのままデザインになる木の見える家には、いい職人が身近にいることが必要です。


Team

建築工房 悠山想

悠山想の大工は社員大工であります。 営業、現場監督は置かず、設計士が設計と管理、材料の手配まで行います。 設計だけの仕事もします。

設計者が工房を持った会社です。