日付
2013年完成
江戸時代に建てられた大きな主屋。

After

旧日田街道沿いにある、江戸時代に建てられた大きな主屋と裏手に蔵がある家でした。

長いこと人が住んでいなかったので、ほぼ昔の姿のまま残されていた。

退職された当主が夫婦で帰ってきたが、二人で住むには主屋は大きすぎるということで、延べ床が30坪の蔵を住まいとしてまず、再生することになった。

主屋は、盆や正月に家族や兄弟が集まれる場所として、基本的にはそのままの形で修復し、台所とお風呂、便所といった水回りだけ作り替えた。

施主はこの地に帰ってきてまだ日も浅いが、街並み保存や活用といった地域のイベントに積極的に参加され、庭の手入れや自分の趣味など忙しく毎日を過ごされているようである。

Before

蔵を住まいとして温熱環境を整え、母屋の方は盆や正月に家族や兄弟が集まれる場所として、基本的にはそのままの形での修復として、外壁・内壁・建具・畳をやり替えることにした。

台所・風呂・便所といった水回りだけは使いやすいよう新しく作り変えることとした。