日付
2010年3月完成
敷地面積
461㎡
延べ床面積
111.78㎡

屋久島在住の施主からメールを初めていただいたのは2008年の春だった。屋久島の雨が多くて暖かい、シロアリが多い気候風土には、床下換気もできて、暖房もできる「そよ風」がいい。そして木と土壁で家を作りたい、という熱心な施主はホームページを見て、福岡の事務所まで来てくれた。

建築場所は屋久島の南部、屋久島の中でも気候風土が穏やかで、北部にはモッチョム岳がそびえ、上水道も下水も通っている、素晴らしい場所だった。仕事の方針として、今後メンテナンスが必要となるであろう電気と設備、知り合いがいる基礎工事は屋久島の業者に頼み、それ以外の工事は悠山想の職人が行く(施主の協力により大工と左官は現場のすぐ隣の家に住み込んだ)、ということにした。また、家づくりに関わりたい、という施主は塗装工事を一手に引き受けて、現場で職人と一緒に働いてくれた。

施主はブログで家が出来るまで、出来てからも詳しくブログに残してくれている。とてもわかりやすく、家が出来るまでの工程を丁寧に追ってくれているブログなので、ぜひ一度見てください。最近では大工仕事もされているようである。

「屋久島に民家を建てる」http://kayap.blog89.fc2.com/